3画面パック ① 構造 — まず、これを読んでください¶
結論(3行)
- 作るのは 3つの画面です。ポータル(デスク)/ PM(案件のかんばん)/ SW(仕事の型の升目)。
- PM が動かし、SW が数え、デスクが中身を持つ。 役割が違うので、3枚に分けます。
- 🔴 PM と SW は「生成物」です。画面を直しても何も変わりません。人が直す場所は CSV(表)だけです。
📦 このパックの入口(ダウンロードはこちら) | pmsw-pack.zip をそのまま落とす | はじめに.txt(渡し方3手)
このパックは、あなたの右腕(社内で動かしている AI エージェント)に渡す仕様書です。 右腕にこの 6 枚を読ませると、あなたの会社の環境に同じ 3 画面ができます。
読む順は 00 → 01 → 02 → 03 → 04 → 05 です。この 00 番を飛ばさないでください。
ここに書いてある役割分担を外すと、あとの 5 枚が意味を持ちません。
1. なぜ 3 枚に分けるのか¶
仕事の情報には、性質の違うものが 3 種類混ざっています。1 枚の画面に押し込むと、どれも見えなくなります。
| 情報 | 性質 | 例 | 合う形 |
|---|---|---|---|
| 案件 | フロー(=いつか終わる。動く) | 「A社の見積を出す」 | 板に並べて動かす |
| 仕事の型 | ストック(=終わらずに貯まる。動かない) | 「見積を出す手順書」 | 升目を塗る |
| 中身・記録・調べもの | 混ざっている(デスクなので当然) | 手順書の本文、議事録、調査 | 棚に置く |
この 3 つを、そのまま 3 画面にします。
flowchart LR
PM["PM<br>案件のかんばん<br>動くもの"] -->|案件を1つ回すと| SW["SW<br>仕事の型の升目<br>1マス埋まる"]
SW -->|型の本文は| P["ポータル(デスク)<br>棚に置いた記録"]
P -->|中身を持つ| PM
この 3 枚の関係は、1 文で言えます
PM が動かし、SW が数え、デスクが中身を持つ。
2. 3 画面の役割¶
| 画面 | 何の略 | 扱うもの | 性質 | 誰が書くか |
|---|---|---|---|---|
| ポータル | — | 仕事場のデスク。記録・調査・考えた跡・渡した成果物 | フローとストックが混ざっている | 手で書く |
| PM | Project Management | 案件。いまどこに居るか、次の一手、手が止まっていないか | フロー。動く。状態で切る | 生成物 |
| SW | Standard Work(標準作業) | 仕事の型。どの工程に 4 点(ワークフロー/役割分担/手順書/チェックリスト)が揃ったか | ストック。動かない。埋まるだけ | 生成物 |
3. データの流れ — 直す場所は 1 つだけ¶
flowchart TD
C["CSV 9表<br>(またはスプレッドシートの9タブ)<br>🔴 人が直すのはここだけ"] --> G["生成器<br>読む → 検査する → HTML を書く"]
G --> PM["/pm/ index.html<br>案件のかんばん"]
G --> SW["/sw/ index.html<br>仕事の型の升目"]
C -.->|そのまま取り込める| DB["SQLite<br>schema.sql"]
W["ポータル(デスク)の記録<br>手で書く"] -.->|型の本文の場所を<br>artifact_url で指す| C
🔴 直したいものが、どこにあるか
PM と SW の画面(HTML)を直しても、次に生成した瞬間に消えます。直す場所はここです。
| 直したいもの | 直す場所 |
|---|---|
| 案件の状態・次の一手・放置の期限 | deal.csv |
| 型が埋まった/型がどこにあるか | standard.csv(status と artifact_url) |
| 型の中身(手順書の本文など) | デスク側の記録。artifact_url がそこを指す |
| やったこと(追記のみ・後から直さない) | activity.csv |
| 領域・工程・種別そのもの | area.csv / stage.csv / kind.csv |
同じ事実を 2 か所に書く運用は、一人では 1 日ももちません。 実際、手で書いていた型の台帳は、作った当日にずれました(型を 2 本作ったのに、同じ日に作った台帳に載っていなかった)。 だから 書く場所を物理的に 1 つにして、見え方だけを分けます。
4. いちばん大事な決めごと — 型は先に作らない¶
SW の升目が空なのは、正常な状態です
型(手順書など)を先に全部そろえてから仕事を始める、のではありません。 案件を 1 件回して、通った工程の型だけが、通ったぶんだけ埋まります。
- 初日は 升目がほぼ全部「空」 です。それで合っています
- 空の升目は「サボっている印」ではなく、これから案件が通る余地です
- 埋まっていない工程を埋めるために、仕事の無い型を書き起こさないでください
この決めごとを外すと、SW は「埋めなければいけない宿題リスト」になり、必ず放置されます。
5. このパックに入っているもの¶
| ファイル | 中身 |
|---|---|
| 00_structure(このページ) | 構造と 3 画面の役割。最初に読む |
| 01_data | CSV 9 枚の仕様。列ごとの意味・必須・書いてよい値・誰が書くか |
| 02_pm | PM(案件のかんばん)の仕様 |
| 03_sw | SW(仕事の型の升目)の仕様 |
| 04_portal | ポータル(デスク)の仕様と、言葉の決め |
| 05_build | 作り方と確かめ方。合格条件 |
data/ |
表の雛形(9 表 + 辞書 = CSV 10 枚)+ schema.sql |
6. 用語¶
| 言葉 | 言い換え |
|---|---|
| 領域(area) | 仕事の大きなまとまり。例:受注まで/納品/お金 |
| 工程(stage) | 領域の中の段。例:引き合い → 見積・提案 |
| 案件(deal) | 1 件の仕事。始まりから終わりまで 同じ ID で追う |
| 型(standard) | その工程の「やり方」を書いたもの。4 種類ある |
| 種別(kind) | 型の 4 種類。ワークフロー/役割分担/手順書/チェックリスト |
| CSV | 表をそのまま保存した文字ファイル。Excel でもスプレッドシートでも開ける |
| 生成物 | 元データから機械が作り直すもの。手で直しても次回消える |
次は 01_data(CSV 9 枚の仕様) です。