13. 控えを置く(Git)¶
Git は、ファイルと変更履歴を残す控えです。右腕は、指示を誤解して複数のファイルを書き換えることがあります。戻せることが、任せるための唯一の安全装置です。
何をどこへ置くか¶
この手順書は、次のように分けます。
| 種類 | 例 | 置き場所 |
|---|---|---|
| 構造 | Wiki の作り、設定、手順書 | あなたご自身の GitHub アカウントのプライベートリポジトリ |
| コンテンツ | 成果物、日々のデータ | Google ドライブ、Dropbox など、すでに使っているストレージでもよい |
コンテンツ側は未実測です
Google ドライブや Dropbox へ置く方法は、まだ実際に試していません。構造の Git と混ぜず、選んだ置き場所と未確認事項を記録します。
1. GitHub に空の置き場を作る¶
あなたご自身の GitHub アカウントで、新しいプライベートリポジトリを作ります。名前を2章へ書きます。リポジトリの所有者とアクセスできる人も記録場へ残します。
2. SSH 鍵を作る¶
SSH 鍵は、パスワードやトークンを画面へ貼らずに GitHub と認証する仕組みです。サーバで実行します。
ssh-keygen -t ed25519
表示に従います。公開鍵を表示します。
cat ~/.ssh/id_ed25519.pub # ← この公開鍵だけをコピーする
GitHub の設定画面で「SSH and GPG keys」→「New SSH key」と進み、この公開鍵を登録します。id_ed25519 という末尾が .pub でない秘密鍵は、表示も貼り付けもしません。
ssh -T git@github.com # ← GitHub の認証結果を見る
3. Wiki を Git に入れる¶
12章で Claude Code が報告した Wiki のディレクトリへ移動します。以下の <Wikiのディレクトリ>、<GitHubユーザー名>、<リポジトリ名> は実際の値へ置き換えます。
cd <Wikiのディレクトリ>
git init
git config user.name "<GitHubで使う名前>"
git config user.email "<GitHubで使うメールアドレス>"
git add .
git commit -m "Initial wiki"
git branch -M main
git remote add origin git@github.com:<GitHubユーザー名>/<リポジトリ名>.git
git push -u origin main
パスワードや GitHub のトークンをコマンド、チャット、メールへ貼る手順にはしません。認証は先ほどの SSH 鍵を使います。
4. 戻せる控えか試す¶
履歴を見ます。
git log --oneline # ← 1行以上ある
元の Wiki の外にある別のディレクトリへ複製します。<確認用ディレクトリ> は、元とは別の場所を指定します。
git clone git@github.com:<GitHubユーザー名>/<リポジトリ名>.git <確認用ディレクトリ>
diff -r --exclude=.git <Wikiのディレクトリ> <確認用ディレクトリ> # ← 出力が0行
出力が0行なら、元と控えのファイルが一致しています。
✅ ここまで出来たら¶
git log --oneline が1行以上で、別ディレクトリへの clone 後に diff -r が0行なら合格です。
詰まったら¶
| 症状 | まず見るところ |
|---|---|
| GitHub へつながらない | ssh -T git@github.com の結果を見ます |
| commit できない | git config user.name と user.email を確認します |
| push の認証を求められる | HTTPS のパスワード方式ではなく、SSH のリポジトリ URL か確認します |
diff -r に出力がある |
差が控えに入っていません。内容を確認して記録します |
git init が Permission denied |
Wiki のディレクトリが別の持ち主です。所有者を ls -ld <Wikiのディレクトリ> で見て、Claude Code に直させます |
次は 14. 採用の合格判定 です。
🟡 この手順書の未確認事項¶
構造を GitHub へ置く工程と、コンテンツを既存ストレージへ置く工程は、まだ実機で通していません。