3画面パック ④ SW — 仕事の型の升目¶
結論(3行)
- 行=工程、列=型の 4 種別、升目=その工程のその型。塗り絵です
- 色は 3 つだけ:
ある(緑)/途中(黄)/空(灰)。それ以外の状態を作らないでください - 🔴 升目が空なのは正常です。案件を回した分だけ埋まります。埋めるために仕事を作らないでください
この画面が答える問い:うちの会社は、どの仕事をもう人に渡せる形にできているか。
SW は Standard Work(標準作業) の略です。「業務定義書」と読み替えても構いません。
1. PM との違い¶
| PM(案件のかんばん) | SW(仕事の型の升目) | |
|---|---|---|
| 扱うもの | 案件 | 仕事の型 |
| 性質 | フロー。いつか終わる | ストック。終わらずに貯まる |
| 動きかた | カードが動く | 升目が埋まる(動かない) |
| 見るとき | 毎日 | 月に 1 回、または案件が 1 件終わったとき |
SW は「かんばん」ではありません
升目をドラッグして動かす画面ではありません。動かないことが仕様です。
2. 画面の構成 — 2 つの表を上下に並べる¶
flowchart TB
A["進行中の案件 n件<br>(押すと PM へ)"] --> B["ざっくり版<br>領域 × 4種別"]
B --> C["詳細版<br>工程 × 4種別"]
C --> D["凡例と合計<br>ある / 途中 / 空"]
| 表 | 行 | 列 | 升目の中身 |
|---|---|---|---|
| ざっくり版 | 領域(area.csv 全部) |
4 種別 | その領域で「ある」の数 / その領域の工程数(例 2 / 5) |
見出しの数字を決め打ちしないでください
「◯領域 × 4種」「◯工程 × 4種」のような見出しを出すなら、その数は area.csv と stage.csv を数えて入れます。
書き固めると、領域や工程を増やした日に見出しだけが古いままになります。
| 詳細版 | 工程(stage.csv 全部) | 4 種別 | ある / 途中 / 空 の文字 |
🔴 ざっくり版を、表(データ)として持たないでください
ざっくり版は詳細版から数えた結果です。CSV に持たせると、同じ事実が 2 か所に載って、必ずずれます。 画面を作るときに数えてください。
だから、数字が 2 種類あります
- 例:
12 / 68… 工程の粒度で「型がある」もの(実体) - 例:
5 / 20… 領域の粒度でざっくり見たもの(集計)
どちらも同じデータです。分母が違うだけなので、混ぜて言わないようにします。
行の並び順¶
- 詳細版は 領域ごとにまとめ、領域の中は
stage.seqの小さい順 - 領域が変わる行に区切り(左の縦線など)を入れ、その行にだけ領域名を添える
- 🔴
statusが廃止の工程も、行としては残します(過去に作った型が消えないため)
3. 色分け¶
status |
色 | 意味 | 升目に出す文字 |
|---|---|---|---|
ある |
緑 | 人に渡せる形になっている | ある |
途中 |
黄 | 書きかけ。まだ人に渡せない | 途中 |
空 |
灰 | まだ手を付けていない | 空 |
ざっくり版の升目は、その領域の全工程を見て決めます。
| 条件 | 色 |
|---|---|
全部 ある |
緑 |
1 つも ある が無い |
灰 |
| それ以外 | 黄 |
色は 3 つで固定してください
「ほぼ完成」「レビュー待ち」などを足したくなりますが、足すと判断が要る画面になります。 3 色なら、遠目に見るだけで分かります。
4. 🔴 「埋まったと言える条件」¶
kind.csv の done_condition が、そのまま合否の基準です。
升目にマウスを乗せたら、この条件が出るようにしてください。(列の見出しにも同じものを出します)
| 種別 | 埋まったと言える条件 |
|---|---|
| ワークフロー(WF) | 起点と終点が 1 文で言える。前後に誰がいるかが書いてある |
| 役割分担(RA) | 人が必ず見る箇所が名指しされている |
| 手順書(PR) | 材料が書いてある。本人以外が読んで同じ順番で動ける |
| チェックリスト(CL) | 合否を人の主観なしに判定できる。やってはいけないことが 1 行以上ある |
「ある」にしてよいのは、この条件を満たしたときだけです
書いたから ある ではありません。上の条件を満たしたから ある です。
迷ったら 途中 にしてください。ある が甘くなると、この画面は嘘をつき始めます。
いちばん甘くなりやすいのは手順書(PR)です
「自分が読めば分かる」は不合格です。本人以外が読んで同じ順番で動けるが条件です。 確かめ方は 1 つだけ:別の人に、それだけを渡してやってもらう。
5. 升目からリンクする¶
standard.artifact_url が入っている升目は、押すと型の本文が開くようにします。
artifact_url |
升目 |
|---|---|
| 入っている | リンクにする。押せると分かる見た目(下線の影、「開く」の小さな文字など)を付ける |
| 空 | リンクにしない。押せる見た目にもしない |
🔴 型の本文を、この画面に書かないでください
SW が持つのは「あるか / 無いか」だけです。中身はデスク(ポータルの下の記録)にあります。 ここに本文を書き始めると、本文が 2 か所になって、必ず片方が古くなります。
6. 下に出すもの¶
| 場所 | 中身 |
|---|---|
| いちばん上 | 進行中の案件 n 件(押すと PM へ)。SW だけ見て満足しないため |
| 凡例 | 3 色の見本 +「押せる升目がある」ことの説明 |
| 合計 | 型 12 ある / 8 途中 / 48 空(68) のような 1 行 |
| 脚注 | 「升目にカーソルを合わせると、埋まったと言える条件が出ます」 |
| 最下部 | 正本の場所と生成日時(PM と同じ 1 行) |
7. 🔴 型は先に作らない¶
この画面の目的は、埋めさせることではありません
案件を 1 件回すと、通った工程の型が 1 マス埋まる。それだけです。
| やってよいこと | やってはいけないこと |
|---|---|
| 案件が終わった直後に、通った工程の型を起こす | 空の升目を見て、仕事の無い工程の型を書き起こす |
made_by_deal_id に、どの案件で出来たかを書く |
「埋まっている率」を目標にする |
迷ったら 途中 にする |
とりあえず ある にする |
この決めごとを外した瞬間に、この画面は宿題リストになり、見られなくなります。
工程を増やしたとき¶
stage.csvに 1 行足す(seqは3.5のような小数でよい)standard.csvに、その工程の 4 行(WF/RA/PR/CL)を空で足す- 生成し直す
2 を忘れると、生成器がエラーで止まります
行数が「工程の数 × 4」にならないためです。止まるのが正しい動きです。
8. 作り手向けの決めごと¶
PM と同じです。HTML は 1 ファイル、外部読み込み 0、文字はエスケープ、狭い画面では横スクロール。
次は 04_portal(ポータル=デスク) です。