3画面パック ⑤ ポータル — デスク¶
結論(3行)
- ポータルは仕事場のデスクです。記録・調査・考えた跡・渡した成果物を置きます。手で書く画面です
- 言葉は シェルフ/プロジェクト/カード/章 の 4 つと、入れものの ポータル だけ。ここに無い呼び方は使いません
- 入口は 1 つだけ。ポータルから PM と SW へ行けて、PM と SW からポータルへ戻れる
この画面が答える問い:いま何を抱えていて、それぞれの中身はどこにあるか。
1. 言葉の決め(🔴 これがいちばん大事です)¶
道具そのものより、呼び方を 1 つに固定することのほうが効きます。 呼び方が 2 つあると、置き場も 2 つに増えて、探せなくなります。
| 使う言葉 | 意味 | 使わない言い方 |
|---|---|---|
| ポータル | 全部の入口。トップページ 1 枚 | ホーム / ダッシュボード / トップ |
| シェルフ | 6 つ。フロー 3 + ストック 3 | 置き場 / カテゴリー / セクション / ステータス |
| プロジェクト | シェルフの中の見出し。案件、または道具のまとまり | 中分類 / ジャンル / グループ |
| カード | 入口 1 枚。中身は記録 1 本か道具 1 つ。粒度はこの 2 つだけ | 小分類 / 項目 / エントリ |
| 章 | 記録 1 本の中の 1 ページ | 記事 / ドキュメント / セクション |
言葉は自分の会社のものに変えて構いません。ただし 1 つに決めてください
「シェルフ」を「棚」と呼ぶのは自由です。「棚」と「置き場」を両方使わないでください。 決めたら、この表そのものを画面の中に置いて、いつでも見られるようにします。
2. 入れ子はこの 5 段だけ¶
flowchart TD
P["ポータル<br>入口は1つだけ"] --> S["シェルフ(6つ)<br>カードは必ずどれか1つに居る"]
S --> J["プロジェクト<br>シェルフの中の見出し"]
J --> C["カード<br>入口1枚 = 記録1本 か 道具1つ"]
C --> K["章<br>記録の中の1ページ"]
6 段目を作らないでください。深くすると、置く場所で毎回迷います。
3. シェルフは 6 つ — フローとストックに分ける¶
1 段目でフロー(いつか終わる仕事)とストック(終わらずに貯まるもの)が分かれます。 2 段目の切り方は、わざと違えます。
| 層 | 性質 | 何で切るか | シェルフ |
|---|---|---|---|
| フロー | いつか終わる仕事 | 状態 | 🟢 ライブ / 🟡 ペンディング / 🗄 保管庫 |
| ストック | 終わらずに貯まるもの | 種類 | 🧰 道具箱 / 🔎 調査 / 📕 成果物 |
🔴 種類を増やしてよいのはストック側だけです。フローは 3 つで固定します(状態は増えないので)。
使い分け¶
| シェルフ | 入れるもの | 迷ったら |
|---|---|---|
| 🟢 ライブ | いま手を動かしているもの | 今週さわるなら ライブ |
| 🟡 ペンディング | 止めているが、まだ中身に手を入れる必要があるもの | 次に開くとき書き足すなら ペンディング |
| 🗄 保管庫 | 手を入れ終わったもの。場所は生きたまま | 次に開くとき読むだけなら 保管庫 |
| 🧰 道具箱 | 次の案件でも使う道具 | 案件が終わっても残るなら 道具箱 |
| 🔎 調査 | 調べた結果。あとから何度も引く | 「何が分かったか」なら 調査 |
| 📕 成果物 | 人に渡し終えたもの。もう変わらない | 渡した相手が開くなら 成果物 |
ペンディングと保管庫の分かれ目は、この 1 文です
いま中身に手を入れる必要があれば 🟡 ペンディング、手を入れずに読むだけなら 🗄 保管庫。
🔴 「いつ再開するか」では切りません。再開の見込みは日によって変わるからです。 変わらないのは「次に開いたとき、書くのか読むのか」のほうです。
4. カードに何を出すか¶
| 出すもの | 備考 |
|---|---|
| 名前(押すと中身が開く) | いちばん大きく |
| 1 行の説明 | 何が書いてあるかを 1 文で |
| 移動の選択欄 | 6 つのシェルフから選ぶだけ。状態ごとにボタンを出し分けない |
| 最終更新 | いつ触ったか |
🔴 移動は「1 つの選択欄」にしてください
「保管する」「戻す」「止める」のようにボタンを分けると、状態ごとに出し分ける条件が増えて、必ず抜けます。 どこからでも 6 つのうち 1 つを選ぶ、だけにします。
シェルフを移しても、場所(URL)は変えないでください
移すたびに場所が変わると、人に渡したリンクが切れます。 シェルフは「どの棚に置いたか」であって、住所ではありません。
5. PM と SW への導線¶
入口は 1 つだけです。ポータルが入口で、そこから 3 画面を行き来します。
flowchart LR
P["ポータル<br>デスク"] -->|案件を見る| PM["PM<br>案件のかんばん"]
P -->|型を見る| SW["SW<br>仕事の型の升目"]
PM -->|型 n/総数 を押す| SW
SW -->|進行中 n件 を押す| PM
PM -->|← ポータル| P
SW -->|← ポータル| P
| どこから | どこへ | 何を押すと |
|---|---|---|
| ポータル | PM / SW | トップに固定で置いた 2 つの入口 |
| PM | SW | 指標の 「型 n / 総数」 |
| SW | PM | 上の 「進行中 n 件」 |
| PM / SW | ポータル | 左上の 「← ポータル」 |
PM から SW、SW から PM への線を必ず引いてください
片方だけ見ていると、「案件は回っているのに型が 1 つも残っていない」 「型は増えたのに案件が止まっている」に気づけません。指標そのものを押せるようにします。
6. 言葉の決めを置く場所¶
この決めごと自体を、ポータルの中の 1 ページとして置いてください。 そして、トップから 1 回で開けるところにボタンを置きます。
なぜ、決めごとをファイルではなく画面に置くのか
決めた本人は覚えていますが、あとから入った人と、AI エージェントは覚えていません。 エージェントに「この会社の言葉づかい」を聞かれたときに、1 つの場所を指させるためです。
7. サイトマップ¶
ポータル(入口 1 枚)
├─ / デスク。手で書く。カードが6つのシェルフに並ぶ
│ └─ /<記録>/ 記録 1 本 = カード 1 枚
│ └─ …/<章>/ 記録の中の 1 ページ。型の本文もここに置く
│
├─ /pm/ PM(案件のかんばん) 🔴 生成物。手で書かない
└─ /sw/ SW(仕事の型の升目) 🔴 生成物。手で書かない
正本 ── CSV 9 枚(またはスプレッドシートの 9 タブ)
└ 生成器が /pm/ と /sw/ を作る
次は 05_build(作り方と確かめ方) です。