使い方 ― 丸投げから、定常業務まで

整えてから頼む必要はありません。
投げてください。形にするのは、右腕の仕事です。

考え方

いちばん忙しい人に、いちばん面倒な作業をさせない

「AI に頼むには、指示を具体的に書かないといけない」とよく言われます。
🔴 それができるなら、その人はもう困っていません。

手が回らない人ほど、仕事を切り分けて説明する時間がありません。 そこで整理を人に求めると、結局その人が使わなくなります。

だから、逆にしました

よくあるやり方この一式
仕事を選び、切り分け、手順を書いてから頼むそのまま投げる
右腕言われたとおりにやる聞き取って、仕事を組み立てる

投げるときは、こう書くだけです。

/marunage そのあとに、頼みたいことをそのまま書く

名前のとおり、丸投げしてよいという意味です。

実例

実際のやり取り

「毎月、取引先に送っている書類がある」という、よくある仕事で通してみます。

1 ─ そのまま投げる

あなた
/marunage
毎月やってる取引先向けの書類作り、面倒だから手伝ってほしい

これだけで構いません。何をどう手伝ってほしいかは、書かなくて大丈夫です。

2 ─ 言い直して、認識を合わせる

右腕
毎月、取引先へ送る書類を作る仕事ですね。
まず、終わりがどこか確かめさせてください。 「書類が出来上がったところ」までですか、それとも「送って、相手が受け取ったところ」までですか。
あなた
出来上がるまででいい。送るのはこっちでやる

🔴 ここが大事なところです。 「送る」は人が持ちました。相手に届いてしまうことは、右腕にやらせません。

3 ─ 足りないところだけ、3問まで

右腕
3つだけ教えてください。
前の月のものが残っていますか。あれば1枚見せてください
② その書類のもとになる数字は、どこから持ってきますか
③ 出来上がったものを、あなた以外に確認する人はいますか
あなた
①先月のはこれ(貼る) ②売上の一覧から拾ってる ③いや、私だけ

🔴 聞くのは3問までです。それ以上は聞かずに、仮で埋めて先へ進みます。 質問攻めにすると、丸投げより面倒になって使われなくなるからです。

4 ─ 「この形で進めます」

右腕
この形で進めます。おかしいところだけ、教えてください。

流れ:売上の一覧が締まったら始まる → 書類が出来たら終わり → そのあとあなたが送る
役割:数字を拾って書類にするのは私。🔴 中身が合っているかの確認と、送るのはあなた
手順:1 売上一覧から対象月を抜く/2 先月の書類と同じ形に流し込む/3 先月との差が大きい項目を並べて報告
完了条件:□ 先月と同じ形式になっている □ 数字の出どころが全部言える □ 差が大きい項目を報告した

🔴未確認 端数の丸め方(先月のものから読み取ったものです)
あなた
丸めは切り捨て。それ以外はそれでいい

「これでいいですか」とは聞きません

「おかしいところだけ教えてください」と聞きます。 そのほうが返ってきます。
そして分からないところは 🔴未確認 を付けて先に進みます。全部聞き終わってからでは、いつまでも始まりません。

5 ─ やる。そして、ダメ出しする

ここが本体です。一度で思いどおりのものは出てきません。 「そこは違う」「ここが足りない」を、具体的に言ってください。

直っていくのは、右腕ではなく、あなたの頭です

ダメ出しを繰り返すと、自分でも言葉にできていなかった条件が次々に出てきます。 「そういえば、この場合は例外だった」というものです。
これがそのまま、次の段で作る型の中身になります。だから、やり取りは消さずに残しておいてください。

6 ─ 型にして、台帳に載せる

あなた
/kata
右腕
いまのやり取りから、4つを起こしました。(ワークフロー/役割分担/手順書/チェックリスト)

役割分担だけは、ご自身で読んでください。 私は自分で判断できることを多めに書く傾向があります。人が見る場所が足りているかだけ、確かめてください。
あなた
/anken

ここまでで、丸投げが定常業務になりました。 来月は、この型を渡して「先月と同じように」と言うだけです。

使い分け

いつ、どれを叩くか

呼び方いつ何が起きるか
🔴 /marunage頼みたくなったとき聞き取って、仕事の形にしてくれる。いちばんよく使います
/kata1件終わった後やり取りから、4つの型が残る
/daicho最初に1回だけ台帳(表3枚)ができる
/anken始めたとき・状態が変わったとき台帳に1行増える/状態が変わる
/shukan週に1回止まっている案件が出てくる

迷ったら /marunage です

どれを使えばよいか分からないときも、/marunage に投げてください。 「これはこのやり方が向いています」と、右腕のほうから言ってきます。

詰まったら

よくある詰まり

症状どうするか
質問が多くて面倒になった質問は3問までにして、あとは仮で進めて」と言ってください。ハーネスにそう書いてありますが、忘れることがあります
「もっと具体的に指示してください」と言われた🔴 それは右腕の側の誤りです。/marunage の手順どおり、切り分けの案を出してください」と言い直してください
出てきたものが的外れこの会社のやり方を知らないだけです。前例を1つ見せてください。一気に良くなります
何度言っても直らない言い方が抽象的です。期待する結果の見本を1つ見せてください
役割分担に、人の出番がほとんど無い🔴 危ない状態です。「戻せない操作・送信・『無い』ことの判定・お金と身元は人が持つ、と書き直して」と言ってください
一度で完璧なものが出てきた仕事が小さすぎるか、確かめ方が甘いかもしれません。もう一度、中身を自分の目で読んでください

そして、これだけは守ってください

結果を自分で確かめられない仕事は、渡さない

確かめられないものを渡すと、間違いに気づかないまま積み上がります。
逆に言えば、これさえ満たしていれば、何を投げても構いません。

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